派遣の仕事は特定の仕事に携わる人が必要とされている企業からの依頼を受けて、派遣会社が登録されている人の中から適材を選んで派遣するというのが基本の形である。現場ですぐに戦力になることが求められているのが通常であり、ずっと主婦を続けてきた人のように経験に不安がある人は仕事の紹介を受けられるかが不安になる。
仕事をせずに40代になってしまった主婦が派遣で働きたいと思い立ったときには年齢も問題になってしまいがちであり、受けられる仕事の種類は少ない傾向がある。しかし、主婦として働いてきたのは経験になるという見方ができると派遣の仕事を紹介してもらえるとわかるだろう。40代になっても普段から行っている掃除や洗濯などの家事や夫や子供あるいは両親とのコミュニケーションは十分に仕事に生かせる大きな経験となるのである。
介護現場への派遣はよく行われているものであり、親や子供の身辺の世話をしている経験が生かしやすいのがメリットになっている。掃除や洗濯も介護施設では重要な仕事になっているため、その人材すら不足している現場への派遣から始めることになりやすい。
また、家事代行は直接的に経験を生かせる仕事として派遣の仕事としても紹介されやすい。その仕事の延長として介護も任されることはよくある。要介護となっていない段階の高齢者の世話をすることになる場合が多く、介護現場に比べると負担が少なくて働きやすいと感じる人は少なくない。